労働環境が悪化する現実

女性の仕事で大変だと思うものに清掃業務がある。求人は景気回復の兆候が一部で出始めているとはいえ、まだ厳しい状態が続いている。特に50歳代以降になるとこの傾向は顕著で一度離職してしまうと次の職につくことはなかなか難しいようだ。履歴書を何百通も送付したけれども面接はおろか書類選考すら通らないと言う現状が続いている。いままでホワイトカラーとして働いていた人ほど再就職が難しく、50歳代以降は企業人とての頂点から定年への助走が始まっていることもあって就職難に拍車をかけていると言っても良いだろう。
そんな中、地方自治体が主催する中高年者向けの合同就職説明会で多く求人を出しているのは清掃業務の会社。このような催しで即決で採用が決まることは珍しいケースではない。しかし実際の仕事は朝早くから始まり、冬夏ともに過酷な労働内容である。体の汚れを落とすために作業が終わるとシャワーを浴びてから帰宅するようになっている会社もある。
年齢を重ねると、こういった過酷な職種ばかりしか見つからないのが現実のようだ。

近年ずっと続けられる仕事として、タクシーの運転手を目指す女性が増加傾向にあるようだ。入社すると二種免許取得のための研修があり、この間給与が支払われるのは有難いことなのだが、警察の試験場で合格するためには何回も受験しなければならない。苦労して二種免許を取得して運行業務を始めても現在タクシーを利用する人が少ないのは言うまでもない。さらに追い討ちをかけるように消費税アップとともに料金値上げの話も出ている。一昼夜働いて洗車を終えて帰宅する日々を続けても女性ドライバーの年収は200万円代と言われている。一人で生活して行くにはあまりにも低い額である。女性の仕事も年齢が上がるにつれて低賃金で肉体的にもきつくなって行くのは仕方がないことなのかも知れない。懸命に生きてきた人たちが年齢を重ねるにつれて暮らしが苦しくなっていくのは非常に悲しいことだ。

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