仕事と出産の両立に悩む

日本の少子高齢化は年々深刻化してきている。そんな中、あるアンケートでは未婚で働く女性の約7割の人(ただし20~30代に限る)が「いつか結婚して子どもを生みたい」と回答している。晩婚化という現象だけでも危惧するのに、結婚や出産願望が若い女性にあることは一縷の望みといえよう。

ところで、出産を経験したい年齢を聞くと「30~34歳」が半数近くいて最も多かった。ところが、厚生労働省の人口動態統計によれば、女性の平均初婚年齢も29.2歳と上昇を続け晩婚化が静かに進行しているのも確かだ。20代では仕事や趣味を優先させ、30歳前後で結婚。35歳前後に出産する。そんなライフプランが伺える。

しかし、30代前半といえば働く女性にとって、キャリアアップや転勤、海外赴任など、仕事で大きな転機を迎える時期だ。転職市場でも一般的に、「女性は35歳までが転職のチャンス」と言われている。さらに、仕事場によっては妊娠・出産に対して嫌がらせを受けたり、エスカレートして退職をそれとなく促されるケースもある。

こんな現実を突きつけられると、出産未経験者の4割が「キャリア形成を考えると、結婚や出産に二の足を踏んでしまう」と回答している。今の20~30代は、「女性も社会に出て働くのが当たり前」「仕事を通して自己実現し、やりがいを得るのが一番の幸せ」と教育された世代だ。その反面、「出産したら子どもを第一に考えたい」という意識も、きちんと持っている。

そこで、仕事と出産の両立で悩む。もしも出産したら、キャリアを犠牲にしなくてはいけないのだろうか。この大きな課題は、いま個人的な問題から社会的問題になっている。

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